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たびぷらす、今回は「富山ぐるぐる」です。

 

「LIVING ART in OHYAMA」で毎年出掛ける富山には、他にも楽しみにしている場所があります。
それに加えて、今回の旅では、昨年秋に出た「D Design Travel 富山」を片手に「プチぐるぐる」をすることにしました。

 

*D Design Travel 富山
 → http://www.d-department.com/jp/toyama/travel/

 

朝いちのサンダーバード1号で大阪を出ると、10時半前には富山に到着です。
まずレンタカーを借りて向かった先は、「スターバックスコーヒー 富山環水公園店」。

 



 

富山駅の北側にある、富岩運河の跡地を利用して作られた広い公園の中にあります。
いまでは、数箇所に増えている公園の中のスターバックス。その日本で最初のコンセプトストアだそうです。
運河を見渡せる小高い丘の上に立つ建物からは、運河全体が見渡せます。

 



 

土曜日の午前中でしたが、店内は満席。ペット連れで散歩の途中だったり、待ち合わせ風だったり、パソコンを持ち込んで仕事をしている人だったり…
公園自体がステキな中に、スタ?バックスがあることで、心地のいい居場所になっている感じがします。

スタ?バックスというコーヒーチェーンというものに対して、いろいろ思うところがある人も多いようですが、これがいかにも公園のカフェという感じだと、この雰囲気は出ていないだろうなと思います。
願わくは地元のおしゃれカフェだったりするといいのでしょうが…

 

*「スターバックスコーヒー 富山環水公園店」 
 → http://www.starbucks.co.jp/store/search/detail.php?id=897&mode=concept

 

次に向かったのは、「富山県水墨美術館」。
ここは、D Design Travelで紹介されている記事を読むまでは全く知らなかった施設。
失礼を承知で言うと、水墨画という専門的な分野に特化した美術館としては、器が魅力的すぎる…
そんな思いもあったりして、紹介されている建物と中庭を自分の目で見てみたくなりました。

クルマを駐車場に停めて正門をくぐると、目の前には真ん中に大きな池を湛えた広大な庭園が広がっています。

 

 

その庭を眺めながらたどり着いた建物は、L字型のシンプルな構成。
展示室に向かう長い通路の東側はガラス張りで、緑豊かな広大な中庭が広がっています。

 

 

 

 

展示室に入らなくても、この贅沢な空間はフリースペースとして利用ができるそうです。なんて魅力的な…

せっかくなので常設の展示も見せていただきましたが、水墨画だけを集中してみたことがなかったので改めて感じることがありました。
それは水墨画とはいえ、墨の濃淡の先に色があるんだということ。
そしてこの美術館自体が、水墨画の世界の一部をあらわすように造られているんだろうなということ。

この日はとてもいい天気だったのですが、きっと雨の日でも心地よく過ごすことができる場所だと思います。
つかの間の滞在でしたが、とても満たされた気分になりました。

*「富山県水墨画美術館」 
 → http://www.pref.toyama.jp/branches/3044/3044.htm

 

ここからちょっと山の方へクルマを進め、八尾(やつお)というところを目指します。
八尾は、富山きっての夏のお祭り「おわら風の盆」の舞台となる場所。

wikipediaによると、
「越中おわら節の哀切感に満ちた旋律にのって、坂が多い町の道筋で無言の踊り手たちが洗練された踊りを披露する。
艶やかで優雅な女踊り、勇壮な男踊り、哀調のある音色を奏でる胡弓の調べなどが来訪者を魅了する。
おわら風の盆が行なわれる3日間、合計25万人前後の見物客が八尾を訪れ、町はたいへんな賑わいをみせる。」

折しもその祭りの準備が粛々と進められている町中を通り過ぎながら、たどり着いたのは「桂樹舎 和紙文庫」。
富山の伝統工芸でもある越中和紙。それに芹沢銈介さんの図案の型染めを施した「八尾和紙」は、みなさん一度はどこかで目にしていると思います。
それの工房が桂樹舎で、工房の横に建っているのが和紙文庫です。
かつて小学校だった建物を移築したそうで、そこにはさまざまな紙にまつわる資料が保存・展示されていて、ショップとカフェが併設されています。

 

 

 

 

入り口の暖簾には「紙」の一文字。

 

 

この型染め和紙は、民藝ファンだけでなく、色合いといい図案といい、心を揺さぶるなにかがあるような気がします。

決して古びてなく、ノスタルジーではなく、まったく普通に今でも使えるデザイン。

そしてその八尾和紙で作られた雑貨は、使い込んでもヘタるようなこともなく、むしろ風合いが増していきます。

あれこれ選んで、ブックカバーを購入しました。

 

 

D Design Travelでは、「桂樹舎 和紙文庫」とともに、ここを興した吉田桂介さんが紹介されています。

斜陽産業だった和紙産業を、デザインの力で復興させるという、いまでいうプロデューサーの先駆け。

残念ながら今年の7月に逝去されたそうですが、その想いはこの場所にしっかりと息づいているんだろうなと思います。

 

平日限定ですが、和紙漉きの体験もできるとか。またゆっくりと訪れたい場所です。

 

*「桂樹舎」 

 → http://www.keijusha.com/

 

今年の夏は時間もなかったので、D Design Travelでの「ぐるぐる」は富山市のこの3か所だけに留まりましたが、

いつかは他のエリアにも足を運んでみたいと思います。

 

もうひとつ、富山のお気に入りの場所をご紹介します。

LIVING ART in OHYAMAの会場でもある大庄地区から、ちょっと立山の方に行ったところにあるのが「称名滝」です。

 

地図上でたまたま見つけて、どういう滝かもまったく予備知識もなく行ったのが最初でした。

ますだ家は「滝」という場所に弱くて、出先の近くにあるとふらふらと寄らずにはいられないのです、笑

 

常願寺川に沿って県道6号線を立山に向けてクルマを走らせていくと、徐々に山の気配が近づいてきます。

途中で立山方面へ向かう道からそれて、称名川沿いの道を進んで行き、分岐から20分ほどすると駐車場に到着。

そこからは、右手に切り立った崖や、谷間を蒼く流れる称名川を望みつつ、20分ほど歩きます。

 

 

 

道は舗装されているので、歩くのには困りませんが、ゆったりとした登り道です。

そのうち突然に風を感じる場所にたどり着きます。滝はまだ見えないのに水量が豊富なので遠くまで飛沫が舞っているのです。

そこから徐々に水音が大きくなり、ほどなくして目の前に雄大な「称名滝」が現れます。

 

 

落差350メートルは日本一。国の名勝、天然記念物に指定されているそうです。

まっすぐ落ちるのではなく、四段階になっているのが独特の風景になります。

滝見台に向かう橋の上から滝壺までは100m以上あるのですが、かなりの飛沫を浴びることになります。

夏の暑い時でも一瞬の涼を楽しめる場所で、しばらくぼーっと眺めてしまします。

 

 

 

一度、小雨の降る中に来たことがありますが、その時は雨と飛沫でずぶ濡れになりました…苦笑

それでも何度でも行きたくなる場所です。

 

*「称名滝」

 → http://tate-yama.info/category/sightseeing/tateyama-kurobe-alpenroute/tateyama-station/syoumyoudaki

 

富山といえば立山。

ますだ家は、いつもここに立ち寄るだけなのですが、ほんの入り口だというのに圧倒的な自然の力を感じます。

いつかは山の方にも行きたいと思います。

 

今回の富山プチぐるぐるでご紹介した場所はこちらです。

 → https://www.google.com/maps/d/u/0/edit?mid=zL5YzY1QKldg.kI2WoDGzjhQ4

 

富山編はもうちょっと続き、次回は富山のおいしいものをご紹介します。