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前回からまた間が空いてしまいましたが、沖縄編の最終回にお付き合いください。


ちゃんや~を後にして、本部半島の西側をぐるっと回って再び名護市に戻ります。
名護には、オリオンビールの工場があります。いまはアサヒビールと業務提携をしているせいか、沖縄以外でもよく見かけるようになりました。

*オリオンハッピーパーク
>> http://www.orionbeer.co.jp/happypark/index.html


その他にも、見学のできる泡盛の酒造所が2箇所あって、酒呑みにはたまらない町です。

ひとつは、d design travelでも取り上げている、ヘリオス酒造。
こちらでは「くら」というブランドの泡盛のほかに、クラフトビールも作っています。

*ヘリオス酒造
>> http://www.helios-syuzo.co.jp/

もうひとつがワタシたちの向かう、「津嘉山(つかやま)酒造所」です。

沖縄で唯一、戦前からの木造建築で泡盛を作り続けているということで、ぜひ行ってみたいと思いました。

サイトで見たところ、見学受付は16時まで。
ちゃんや~で思いの外ゆっくりしてしまったので、名護に着いた時にはすでにその時間を過ぎていたのですが、建物だけでも見れればとダメもとで向かいます。

 



入り口をくぐって声をかけてみると、「いいですよ」という返事が。
30代半ばくらいのスタッフの方が、既に閉められていた雨戸を再びごそごそと開けてくれました。


こちらの建物は、国指定の登録有形文化財。
現在は醸造設備の一部を周辺に移し、木造の母屋の保存・修復事業が行われています。

まず最初に、仮設の事務所の2階に上がり建物全体を見せていただくと、屋根に穴が空いているのが見えます。
2012年10月の台風17号で被害を受けたのですが、応急措置のままの状態になっています。

 



 

それにしても見事な赤瓦。
いかにも沖縄っぽい風景ということで、グラビアアイドルの写真撮影に使われたことも何度かあるとか。

建物の中は確かに古びてはいますが、しっかりとした造りです。
泡盛独特のあまーい香りが漂っています。

建物の西側が醸造所で、東側が住居。
住居側には縁側が廻らされていて、そこから望む庭には小さな池が造られています。

 


植えられている木々も年月を経て立派に育っていて、中でも葉を茂らせた大きなガジュマルがひと際目立ちます。

 


いかにもな「気」が満ちているなぁ、と思っていると、「キジムナーが棲んでるんです。」…?!

キジムナーは、沖縄にいると伝えられている、こどもくらいの背丈の赤い髪をした精霊。
宴会の時などにいつの間にか座敷に紛れ込んできたり、雨の日に縁側を走り回ったり、雨戸をあけるときに、外の天気を伝えてくれたり…
ここでは、その存在がいつも近くに感じられるんだそうです。
そんな話にも、なるほど…と妙に納得できる雰囲気があります。

昭和の初めに立てられたこの建物。
戦争の時に、上陸したアメリカ軍によって周囲の建物はほとんど破壊された中で、ここだけは残されたそうです。
敷地も広く建物も立派だったので、終戦後の米軍の拠点として使うことが予め想定されていたのでは?という話。
柱にはところどころ、英語の落書きが残っています。

一通り建物を見せていただいてからは、こちらで醸造している「國華」という泡盛についてのお話をうかがいます。

もともと良質の水に恵まれる名護の土地で泡盛を造り始め、一時期は東京にも販売所があったそうなのですが、大手酒造の台頭から昭和の終わりごろに販売不振からしばらく休業に陥ります。
平成に入って再び醸造が始められましたが、決して多くはない生産量なので、地元の人たちを中心に呑まれている泡盛です。
土地の水と食べ物と、それに合うお酒。いま改めてそういう文化が大切なんだと思います。

 



ハンドルキーパーのワタシはさておき、相方が貴重な古酒も含めて何種類も味見をさせていただきました。
いつものことながらうらやましい…

あれこれ悩んで、10年物の古酒を買わせていただきました。
このまま家で寝かして、さらに熟成させようと思います。

*津嘉山酒造所
>> http://www.awamori-kokka.co.jp/


キジムナーに見送られながら津嘉山酒造所を後にして、国道58号線を南へ。
途中、恩納村で「ホテルムーンビーチ」に立ち寄ります。
d&design travelによると、沖縄海洋博の時にオープンした、沖縄リゾートの原点とも言えるホテルとのこと。
ホテルとビーチが一体になったような心地いい空間が印象的です。今度はここにも泊まってみたい。


都合、約2時間のドライブの後、那覇市に着いたころにはすっかり真っ暗です。
ホテルにチェックインして荷物を置いたら、ゆいレールに乗って「うりずん」へ向かいます。
沖縄の様々な伝統的な料理と泡盛が楽しめるお店です。

 


店内に入ると、オーナーの土屋實幸さんがいつものようにカウンターの端っこの席に座って、楽しそうにお客さんと話をしています。
泡盛の価値を再発見し、再び沖縄のお酒として復活させたきっかけを作った人だそうです。

ここでようやく、夕方に見学した津嘉山酒造の「國華」にありつけました、笑
器には、やちむんや琉球ガラスが使われています。

 


ここで欠かせないのはドゥルワカシー。田芋に具材を加えて練ったものです。
これをつつきながら、泡盛をちびちびいただくのが最高です!

 


これを揚げたドゥル天は、いまではあちこちで食べることができますが、もともとはうりずんのオリジナル。
こちらもおいしいですよ。

*うりずん
>> http://www.urizn.gr.jp/

おなかもいっぱいになったのですが、沖縄では呑みの〆はステーキが定番ってご存知ですか?
ホテルの近くの「ジャッキーステーキハウス」はその中でも草分け的な人気のお店です。

 


12時を過ぎても店内は満席。
頼んだのはテンダーロインのSサイズ。サシの少ない赤身肉なので、意外にあっさりと食べられます。
A1ソースも忘れずに♪

 


これは他の地域でやっても流行りそうなのになぁ、と。

*ジャッキーステーキハウス
>> http://www.steak.co.jp/index.htm



いよいよ最終日です。
まずは沖縄のローカルスーパー「サンエー」で買い物です。
目当ては豊富な地元の食材ですが、実は泡盛がすごく安くて一升の紙パックが1,000円以下で買えるのです。
某大手資本のスーパーでも同様なのですが、どうせお金を落とすなら地元の会社!

 


泡盛に加えて、野菜やSPAMなどもしっかり買い込んで、後で郵便局から大阪に送ります。

近くにブルーシールのアイスクリームパーラーがあったので、そこでちょっと小腹を満たします。


 


今回の沖縄の旅。最後の食事は「淡すい」で沖縄そばです。
元電通でいまはコミュニケーション・ディレクターとして活動されている、通称さとなおさんの「極楽おいしい二泊三日」で紹介されているお店です。

 


*「極楽おいしい二泊三日」
>> http://www.satonao.com/publish/nihakumikka.html
>> http://amzn.to/1roke6f

ここのそばの印象は、とにかく「キレイ」!
すみきった出汁。中太の麺。とにかくさっぱりしているのですが、それでいて旨みがしっかり。
前日の前田食堂の牛肉そばとは対極の沖縄そばでしたが、こちらも満足です。

*淡すい
>> http://tabelog.com/okinawa/A4704/A470402/47000172/

 

 

この時点で、まだちょっと時間があったので、空港に一番近い泡盛醸造所「忠孝酒造」に立ち寄ります。
酒造を見学するまでの時間はありませんでしたが、ショールームでオススメなどをいろいろと教えていただきます。
こちらでは独自の酵母の開発や、途絶えてしまっていた製法を復活させたり、新しい取り組みに力を入れているようです。
泡盛を購入して、そのまま保管をしてくれる「ザ・オーナーズ」というサービスが人気で、地下にはガラス越しにびっしりと泡盛の瓶や甕が並んでいます。
また、昔ながらの手仕込みの体験もできるということで、次回にやりたいことリストに加えておきます。

*忠孝酒造
>> http://www.chuko-awamori.com/

 

 

こうして、2泊3日の駆け足での沖縄ぐるぐるが終わりました。
日程の都合で行き損ねたところややり残したことも多いので、また近いうちに沖縄に来たいと思います!


ぜに、ご一緒にいかがですか?


*沖縄ぐるぐる 2日目後半に立ち寄ったところはこちらです。
 >> http://goo.gl/SSVM1V

*沖縄ぐるぐる 3日目に立ち寄ったところはこちらです。
 >> http://goo.gl/k49HZf